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基準検査項目 2024年(令和6)年度

2024(令和6)年4月からの基準検査項目は以下の通りです。表中の注記・ 補足、および以下の注意点について必ずご確認の上、施設内での周知・徹底をお願いいたします。
なお、昨年度からの変更は赤字で示しています(保健指導備考欄 手引き 第3版→第4版)。


基準検査項目についての注意点(※重要※)

1. 必須項目及びオプション項目について

・「必須項目」および「オプション項目」は、健保連との契約事項です。
・「必須項目」は、原則全受診者に実施する必須項目であり、必須項目を変更(検査項目等の追加、削除)することはできま
 せん。
「血圧測定」は原則2回測定し、平均値を判定に使用することとしていますので、厳守してください。
・各オプション項目につきましては、利用者側の選択となります。実施施設が実施の可否を決定するものではありません。
・オプション項目は、検査項目表の6種類【上部消化管内視鏡、乳房診察+マンモグラフィ、乳房診察+乳腺超音波、婦人科診察+子宮頚部細胞診(医師による)、PSA 検査、HCV 抗体】のみです。これら6 種類以外の検査項目は本契約の対象外となり
 ます。
・セットになっているオプション項目のいずれか一方のみでの実施、および他の項目を含めた組み合わせに変更してオプションと
して実施することはできません。
・基準検査項目表に記載されていない検査の実施は、健康保険組合連合会および地方職員共済組合(団体共済部)との指定契約外
 の取扱いとなります。費用、支払方法などは各健保組合および受診者とご相談ください。

※基準検査項目に関するよくある質問については、こちらをご確認ください。

2. 支払方法について

本契約に係る費用は、原則健保組合に全額請求し、健保組合が実施施設に支払うことが協定書に定められております。しかし、健保組合によってはオプション項目を補助の対象外としている組合もあります。
受診者ご本人が自費にてオプション検査を希望することがありますので、受診前に健保組合負担なのか、受診者負担なのかを必ずご確認いただき、支払トラブルのないよう徹底してください。


基準検査項目(健保連人間ドック健診項目)R6.4



区分 項 目 備             考
身体計測  身長  
 体重  
 肥満度  
 BMI  
 腹囲  
生  理  血圧測定   原則2回測定値と平均値
 心電図  
 心拍数  
 眼底   両眼撮り
 眼圧   
 視力   
 聴力   簡易聴力
 呼吸機能  1秒率、%肺活量、%1秒量(対標準1秒量)
Ⅹ線・
超音波
 胸部Ⅹ線  2方向
 上部消化管Ⅹ線  食道・胃・十二指腸。4ツ切等8枚以上*1
 腹部超音波  検査対象臓器は肝臓(脾臓を含む)・胆のう・膵臓・
 腎臓・腹部大動脈とする。
 但し、膵臓検出できない時はその旨記載すること。
生 化 学  総蛋白  
 アルブミン  
 クレアチニン  
 eGFR  
 尿酸  
 総コレステロール  
 HDLコレステロール  
 LDLコレステロール  
 non-HDL
 コレステロール
 
 中性脂肪  
 総ビリルビン  
 AST(G O T)  
 ALT(G P T)  
 γ-GT(γ-G T P)  
 ALP  
 血糖(空腹時)  
 HbA1c  
血 液 学  赤血球  
 白血球  
 血色素  
 ヘマトクリット  
 MCV  
 MCH  
 MCHC  
 血小板数  
血 清 学  CRP  定量法
 血液型
 (ABO Rh)
 本人の申し出により省略可
 HBs抗原  本人の申し出により省略可
尿  尿一般・沈渣  蛋白・尿糖・潜血など
 沈渣は、蛋白、潜血反応が陰性であれば省略可
便  潜血  免疫法で実施(2日法)
 問診・
診察 
 医療面接(問診)   医療職が担うこと(原則、医師・保健師・看護師とする)
 問診票(質問票)は、特定健診対象者には特定健診質問票
 22項目を含むこと。
 医師診察  胸部聴診、頸部・腹部触診など。 *2
判定・指導   結果説明  医師が担うこと。
 受診勧奨、結果報告書、特定健康診査対象者には情報提供
 *2
 保健指導  医療職が担うこと(実施者は「特定健康診査・特定保健指導
 の円滑な実施に向けた手引き(第4版)」に準ずること。
 医師の結果説明の間での実施も可とする)
 受診勧奨、結果報告書、特定健康診査対象者には情報提供
 *2





上部消化管内視鏡 *3
乳房診察+マンモグラフィ 乳房診察は医師の判断により省略することも可。 
乳房診察+乳腺超音波
婦人科診察+子宮頚部細胞診 検体採取は医師が実施すること。
PSA 
HCV抗体 *4
*1 Ⅹ線検査を基本とする。本人及び保険者から内視鏡検査の申し出があった場合は、オプション項目に掲げる金額を加算し実施する。
*2 診察・説明・指導は、施設の実状を踏まえた効率的な運用を認める。なお、原則として医師による診察と結果説明は別々に行うこと。
*3 内視鏡検査を行う際は、別途、十分な説明のもとに本人から文書同意を取得すること。原則、鎮痛薬・鎮静薬は使用しない。
*4 厚労省の肝炎総合対策に基づき、未実施の場合は実施を推奨する。

<補足>
梅毒検査は、本契約における必須項目およびオプション項目には含まれないが、受診者本人の申し出により実施することは妨げない。

>>2024(R6)基準検査項目(健保連人間ドック健診項目)(PDF)