人間ドック健診専門医の理念
【人間ドック健診専門医の理念】
人間ドック健診専門医は健診受診者に対して温厚な態度で、相手の話を聞く姿勢で余裕をもって接しなければならない。また同時に高い倫理観をもち、人の痛みを理解し、受診者の将来の健康に重大な責任を担っていることを自覚しなければならない。そのためには心身ともに自ずから健康であろうと心がけ、よき生活習慣を実践してゆかなければならない。
更に専門医の社会的責任として国民的な健康啓発も求められている。健診では疾病の早期発見はもとより、生活習慣病予防の重要性を念頭に置かなければならない。健康と思っている受診者を対象としていることから予防医学に対する知識も十分持っていることが重要である。
健診で得られる限られたデータを基に判断を下さなければならないので、常に医学の進歩、変化に柔軟に対応するために、医療全般にわたり平均以上の知識が要求され、新しい知識の取得も重要なポイントとなる。
また、健診結果の判定にあたっては数値でのみで判断せず、個人の背景、年齢、性、日常の活動量などを十分加味して、個人の基準値を基に判断するきめ細かい健診が実践できる能力を持たなければならない。
◆人間ドック健診専門医基本方針
・医療面接に基づいた生活習慣の問題点を指摘できる。
・医療面接、身体所見、検査所見に基づき、健康評価ができる。
・健康評価の結果から、必要な再検査、精密検査の指示をし、その後の健康計画を立案できる。
・再検査、精密検査の結果を受診者に説明し、事後指導ができる。
・健康評価の結果から、専門医に紹介すべき病態、疾患が判断できる。
・各学会のガイドラインに基づいた標準的なマネジメントができる。
・健康啓発を介して、社会(国民)への予防医学活動をすることにより、健康増進ができる。
・健診施設の質の向上について、中心的な役割を果たすことができる。







