総合健診を受診される方へ

10.健診従事者への研修

検査力を向上させるための超音波検査技師教育

総合健診では消化管以外の腹部臓器(肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓など)の病気をみつけるために超音波検査を行います。
超音波検査の能力を最大限に発揮して、悪性腫瘍や生活習慣病などの疾患を見落とさない検査を行うためには、超音波検査を担当する技師の教育が欠かせません。

共催研修会による最新の専門知識の教育

普段の健診では出合いにくい疾患を学んだり、健診に関する最新の知識を技師が修得するための機会として、日本総合健診医学会では、2001年から毎年、日本消化器がん検診学会と協力して健診の超音波検査に携わる技師の育成を目的とした研修講演会を共同主催してきました。

2011年からは、研修講演会を開催する特定非営利活動法人超音波スクリーニングネットワークが主催者となり、日本総合健診医学会と日本消化器がん検診学会の共催で開催されています。

日本総合健診医学会では、他にも様々な職種向けの研修会を毎年実施し、健診従事者の技術向上に努めています。

次項では「総合健診」に携わるコメディカルスタッフの資格制度をご紹介します。