研修会のご案内・参加申込

精度管理研修会

2026年度 精度管理研修会開催のお知らせ

2026年度精度管理研修会 受講者からの質問と回答(2026年8月31日まで掲載)

1.2025 年度精度管理調査(第 53 年次)総括-精度管理調査の現状と評価-
質問者 医療法人安癒会 ハートクロス健診プラザ赤坂駅前 湊 直樹 様
<質問内容>
外注している検査の精度管理はどう判断されるのでしょうか。
<回答>
検査を外注している施設の精度管理調査に関しては、自施設から外注先へ検体を送って測定してもらい、その検査値を入力してもらうことになっています。

質問者 医療法人厚生会 マイヘルスクリニック南堀江院 若狭 克彦 様
<質問内容>
今後、精度管理検査項目は増えて行くのでしょうか。
<回答>
ご質問ありがとうございます。精度管理検査項目は、毎回お渡ししております日本総 合健診医学会臨床検査精度管理調査実施要綱に記載してあります項目にて行います。各年度の実施内容につきましては、その時代の総合健診に求められる検査内容を勘案し、時宜に応じて委員会にて決定しますので、今後の内容については回答できません。

2.2025年度精度管理調査 -検体検査:血液-
質問者 公益財団法人 福井県予防医学協会 矢野 なるみ 様
<質問内容>
機種別のヒストグラムで、N数が10件以上の機種は全体の何割でしょうか?
<回答>
2025年度第3回調査ではN数が10件以上の機種を使用している施設は全体の94%でした。

4.2026 年度 胸部単純 X 線写真問題の解説
質問者 社会医療法人生長会 ベルクリニック 北野 真也 様
<質問内容>
問題21の最終診断で判定がD・Eとなっていますが、Eが入っている理由を教えて頂けますか。
結節性と違い、浸潤性の肺癌の場合は、状態悪化が考えられるので、緊急性有と考えるのでしょうか。
<回答>
ご質問ありがとうございます。ご指摘のとおり、問題21は本精度管理の症例の中でも腫瘤のサイズが最も大きく、吸収値も高く、浸潤性の肺癌が強く疑われる画像所見でした。このように進行した悪性腫瘍が疑われる症例では、確定診断・治療開始までの期間を可能な限り短縮することが望ましく、速やかに精査・専門施設への紹介を行う(E)という判断も妥当と考え、Dに加えてEも模範判定に含めております。
一方で、本精度管理の指針として、「浸潤性の肺癌であれば緊急性有」と一律に規定しているものではありません。判定DとEはいずれも「胸部単純X線写真以外の検査による精査が必要」である点で共通しており、その緊急度の判断(DとするかEとするか)は、各施設の体制や専門施設へのアクセス、受診者の状況などにより運用に幅があるものと認識しております。なお、採点集計上は異常例についてC・D・Eのいずれも正答として扱っており、DとEのいずれを選択されても評価に差が生じることはございません。

質問者 医療法人厚生会マイヘルスクリニック西天満院 大槻 様
<質問内容>
モニターの解像度によってどのように見え方がかわってきますか。推奨する輝度があれば知りたいです。
<回答>
ご質問ありがとうございます。本来、胸部X線画像は高精細な(画素数の多い)画像であるため、表示するモニタの解像度が画像のマトリクスサイズを下回る場合には、縮小表示に伴う画素の補間処理により、微細な結節影や淡い陰影のコントラストが低下し、視認しづらくなる可能性がありますので、可能な限り高解像度のモニタを使用することが望ましいです。
ただし、本精度管理ではDICOMデータをCDにて配布しており、各施設の閲覧環境が様々であることから、読影設備の統一化は困難と考えております。したがいまして、可能な限りDICOM GSDF(Part14)に準拠したキャリブレーションと品質管理がなされた医用画像表示用モニタをご使用いただくことが望ましいと考えております。輝度につきましても、読影室の照明環境に応じて適切に調整いただくことが重要と考えております。

質問者 医療法人桜十字 メディメッセ桜十字クリニック 江島 進一郎 様
<質問内容>
凄くわかりやすい解説ありがとうございました。TESTについてですが、CTの結果から確定診断が出ているため「異常なし」の判定で間違いないことは理解しております。
一方で、胸部X線画像のみで判定する場合、特に縦隔領域の微細な結節様陰影や重なりによる所見については、異常として拾い上げるか判断に迷うケースがあると感じました。
実際の健診読影では、前回画像との比較により微妙な縦隔所見を除外できることも多いため、次回以降のTESTでは可能であれば前回画像も併せて提示していただけますと、より実臨床に近い判断ができ、教育的にも有用ではないかと感じました。
<回答>
貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございます。ご指摘のとおり、実際の読影におきましては、過去画像との比較がきわめて有用であることは言うまでもありません。一方で、本精度管理はこれまで前回画像を提示しない条件での読影を前提として採点を行い、施設の評価基準としてまいりました。前回画像を提示する形式といたしますと、読影の判断や求められる評価の基準が従来と変わることが想定され、これまでの評価との継続性を保つ観点から、当面は現行の方式を継続させていただきたいと考えております。
いただいたご提案は大変意義のあるものと受け止めており、問題作成のあり方につきましては今後も精度管理委員会で検討してまいります。

5-①.2026年度 心電図の解説①
質問者 神奈川県厚生農業協同組合連合会保健福祉センターJA健康管理センターあつぎ 松尾 史朗 様
<質問内容>
問5について、解説では言及されていませんでしたが、この心電図で最も注目せねばならない所見はaVRの陽性T波であるように思います。たこつぼ症候群の亜急性期を考慮すべき所見であり、直ちに診断を確定せねばならないケースです。D判定、特にC判定は望ましくなく、E判定を正答とすべきと思います。aVRの陽性T波の取り扱いについて、お考えをお聞かせくださいますようお願いいたします。 たこつぼ症候群では急性期に心筋梗塞と似かよったST上昇が胸部誘導に認められますが、① V1にST変化が認められない(心基部の壁運動は保たれている) ② aVRにST低下が認められる、この2点が虚血との鑑別ポイントです(この両者があれば67%の確率でたこつぼ症候群)。亜急性期(発症から数日~1、2週間後)には、ST上昇が認められた誘導に陰性T波が出現(冠動脈支配領域に一致しない分布)、aVRではT波が陽転化します。そしてQT延長が現れます。問5の心電図は、これらの所見すべてに一致しています。
たこつぼ症候群は肉体的・精神的ストレスを機に胸痛や呼吸困難など急性心筋梗塞に似た症状で発症する閉経後の女性に多い(男:女=1:7)疾患ですが、自覚症状が軽い、更には無症状のケースも少なからずあることが知られています。自験例でも最初の問診ではいずれも「自覚症状なし」でしたが、詳細な病歴聴取を行うと肉体的、精神的ストレス、症状の存在が明らかになりました。無症状であっても心機能低下や不整脈を伴う可能性があり、有症状時と同様の対応が必要です。特にQT延長(QTc 473ms)は重篤な不整脈につながる恐れがあり、直ちに管理下に置くことが望ましいと思われます。
<回答>
ご指摘ありがとうございます。ご指摘のとおり、本症例では広範な陰性T波、QT延長に加え、aVR誘導に陽性T波を認めています。たこつぼ症候群では、急性期に前胸部誘導を中心としたST上昇とaVR誘導でのST低下を認め、亜急性期には広範な陰性T波、QT延長およびaVR誘導での陽性T波が出現することが知られています。したがって、本症例の心電図所見から、たこつぼ症候群亜急性期を鑑別診断の一つとして考慮すべきであるとのご指摘は妥当と考えます。
一方、本精度管理調査は疾患診断そのものを問うことを目的としたものではなく、健診の場において受診者にどのような対応を指示すべきかを評価することを目的としています。問題5では提示された情報は「73歳男性」「自覚症状なし」のみであり、自覚症状や病歴などから急性冠症候群あるいは活動性たこつぼ症候群を強く疑う臨床情報は提示されていません。
このため、模範解答作成時には、人間ドック学会の心電図判定マニュアルも参考とし、「次回健診まで経過観察とするべきではなく、循環器専門医による評価が必要である」と判断し、CおよびDを正答として設定いたしました。
一方で、ご指摘のように、広範な陰性T波、QT延長およびaVR陽性T波の組み合わせから、たこつぼ症候群亜急性期を想定し、QT延長に伴う重篤な不整脈や心機能低下の可能性を考慮して、E(要緊急対応)**を選択する判断にも十分な妥当性があると考えます。
本精度管理調査は、「絶対的正解」を求めるものではなく、「絶対的不正解をなくすこと」を目的としています。 その趣旨を踏まえ、本設問については従来のC・Dに加え、Eについても正答として取り扱うよう調整いたします。
なお、参考までに、本症例は実際には他院で前壁中隔陳旧性心筋梗塞として加療中であり、当施設でも8年間継続して健診を受診していましたが、その間、心電図所見に変化は認められていませんでした。しかし、これらの情報は設問では提示しておらず、採点は提示された情報のみから判断されるべきであるため、今回の正答判定には反映しておりません。
貴重なご指摘をいただき、ありがとうございました。

質問者 医療法人社団天宣会 汐留健診クリニック 川口 恵子 様
<質問内容>
問1 マニュアルだとCなのですが、症状があるのでD、Eになっています。マニュアルの判定を正解範囲に含めない場合はどんなときか全て教えてください。
問5 陰性T波で動脈硬化の危険因子を有し、虚血性心疾患や心筋症の可能性を疑う症例でCが正答に含まれてよいものでしょうか?
<回答>
ご質問ありがとうございます。
問1について
本精度管理調査は、人間ドック学会の心電図判定マニュアルも参考に作成していますが、本精度管理調査では、心電図波形そのものから導かれる「心電図判読マニュアル上の判定」と、健診時に得られる症状や既往歴などを含めた「健診現場における実際の対応判断」とを区別して考えております。心電図判定マニュアルにも記載されているように、心電図判定は波形所見のみで決定するものではなく、自覚症状、既往歴、採血結果、過去の心電図との比較などを総合的に勘案して最終判定を行うことが原則です。したがって、本精度管理調査では、提示された受診者情報から急性疾患や重篤な不整脈などが疑われ、健診の場で直ちに対応すべきと判断される症例については、マニュアルの判定区分より上位の判定を正答としている場合があります。 なお、「マニュアルの判定を正解範囲に含めない場合」を一律に列挙することはできません。個々の症例ごとに、心電図所見、自覚症状、背景情報を総合的に評価した結果として判定しており、症例ごとの臨床的妥当性を重視しています。
問5について
問5のご質問の回答については他施設の質問に対する回答に含まれる内容と思われますので、そちらを参照していただければ幸いです。

5-②.2026年度 心電図の解説②
質問者 医療法人社団天宣会 汐留健診クリニック 川口 恵子 様
<質問内容>
問14 Wenckebach型房室ブロックは症状の有無にかかわらずCではないでしょうか。Bも含めたとしてもB(C)ではなく、C(B)が妥当ではないでしょうか?
<回答>
ご質問いただきありがとうございます。以下回答させていただきます。
Wenckebach型2度房室ブロックは、1)ブロック部位は房室結節内であることがほとんどで、心臓疾患がなければ完全房室ブロックに進展することは極めて稀であること、2)迷走神経緊張状態となりやすい若年者やスポーツ選手では機能的で一過性であり、病的意義は少なく予後良好とされています。
本設問で提示した症例では、若年健常者、かつ無症状であることから心疾患の可能性は極めて低く、基礎疾患がない若年・健常人の無症候性Wenckebach型2度房室ブロックの対応となり、半年以内に心電図の再検査を要する十分な医学的根拠はなく、学校健診における無症候性、安静時Wenckebach型2度房室については管理不要とされています。以上より、「軽度の異常を認めるが次回健診時に要観察とする」B を正答とし、「半年以内に再検査が必要」なCも正答として許容するB(C)を正答としました。
今後とも当学会の精度管理に対しご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

5-③.2026年度 心電図の解説③
質問者 医療法人社団天宣会 汐留健診クリニック 川口 恵子 様
<質問内容>
問17「昨年も心電図異常を指摘された」という問診を「完全右脚ブロックが少なくとも新規発症ではないと考える」のは、その他の不整脈あるいは波形異常の可能性を考慮しておらず誤りではないでしょうか。
問18 V2の陰性T波は42歳男性と考えると正常亜型というよりは有所見と考えられないでしょうか。V1のR波減高を含めるならV2T波も考慮すべきではないでしょうか。
問19 マニュアルではPVCは「通常の記録用紙範囲内で個数をカウントして2個以下をB」としており、症状ありでCとするなら正答C(B)ではないでしょうか。
<回答>
問17:ご指摘の通りです。「昨年は異常が無かった」という問診であれば、今年の右脚ブロックは新規発症と確定しますが、「異常を指摘された」だけですと、昨年の「異常」は、narrow QRSの上室性不整脈などであった可能性も考えられ、「新規発症ではない」とは言い切れません。実は当初「昨年も完全右脚ブロックを指摘された」という問題文でしたが右脚ブロックという回答の所見を載せる事が不適当と判断し現行の表現としました。今後はより伝わりやすい表現を心がけて問題を作成していきたいと思います。

問18:V2の陰性T波も、V1のR波減高も境界値です。心電図自動診断では正常と判定されています。V1Rを異常と捉えれば、V2Tも異常と捉えてもおかしくはないかも知れません。ご指摘ありがとうございます。

問19:日本人間ドック・予防医療学会のマニュアルは2023年に発表されましたが、従来当学会では心室期外収縮の治療基準の一つとして、1ストリップに2拍以上で治療対象とする事もある、と判断してきました。従ってD判定を許容しておりました。ドック学会のマニュアルは十分に根拠を持って作成されているので、重視すべきですが、上記の基準を全否定する物ではありません。従来の判断根拠を示しつつ、ドック学会マニュアルも取り入れてゆくスタンスで評価を行ってゆく事になると考えます。

配信期間2026年6月5日(金)~6月18日(木)オンデマンド配信
講師・講義内容プログラムをご参照ください。
受 講 料10,000円 ※1つのID(1回のお申込み)につき10,000円です
申込期間2026年4月9日(木)~5月20日(水)
対 象 者①会員施設※
②総合健診指導士、業務管理士

※申込時の申請により、施設内スタッフで動画視聴用IDの共同利用が可能です。
専門的な内容を含むため、夫々のご担当者が視聴することをお勧めします。

(視聴用IDを複数名で利用する場合、受講申込者の方については、有資格者向け
更新点数なし、および業務管理士認定試験受験の研修会参加実績の対象外となります。)


施設内スタッフで動画視聴用IDを共同利用する場合は、必ず施設会員ID(nsから始まる5桁)でログインを行い、「複数名視聴」欄を「する」としてください。
有資格者向け案内総合健診指導士・業務管理士(個人)として受講申込し、全動画の視聴が完了した場合は認定更新点数(5点)が 取得できます。(更新点数が必要な方は、必ず個人のIDでお申し込みください。)

優良総合健診施設認定更新には、 認定期間内(2026年4月1日~2029年3月31日)に1回以上の精度管理研修会への出席が必要です。すべての動画を視聴が完了しないと「参加」になりませんのでご注意ください。


講演動画の配信について

・インターネット接続が必要です(有線・Wi-Fiを推奨)。通信料はご負担ください。
・パソコン・タブレット・スマートフォンに対応します。
・動画のダウンロードはできません。
※スマートフォン等で動画をご覧になる際は多くの通信量が消費される可能性がありますので、Wi-Fi環境下での視聴を推奨します。

申し込み方法

※詳細はこちらの手順書をご確認ください。

研修会申込方法(PDF)

学会ホームページからのみお申込みいただけます(FAX不可)。
ホームページからの申し込み後、受講料の入金をもって申込受付が完了となります。

1.ページ下部にあるリンク「■ 申込受付中」からお申込みください。
(ログインID・PWが必要です)
講演動画視聴用IDを施設内スタッフで共同利用する場合
必ず施設会員ID(nsから始まる5桁)でログインし、「複数名視聴」欄のラジオボタン「する」をチェックしてください。
個人IDでログインすると「複数名視聴」欄が表示されません。ご注意ください。

認定更新点数が必要な総合健診指導士・総合健診業務管理士の方
認定更新点数を加算するため、必ずご自身のID(個人会員は会員番号4桁、会員施設職員の方はEから始まる5桁または6桁)でログインの上、お申し込みください。
更新点数不要で視聴用IDの共同利用をご希望の場合は、施設会員IDでお申し込みください。

2.申込受付時に配信されるEメールの案内に従い、受講料をお振込みください 。
申込の受付が完了すると、ご入力頂いたEメールアドレス宛に「【入金のお願い】2026年度 精度管理研修会(日本総合健診医学会)」という件名のEメールが自動配信されます。
Eメールの案内に従い、受講料をお振込みください。
※振込期日までに入金が確認できない場合、申し込みが取り消されますのでご注意ください。
※メールアドレスの入力が間違っていると上記Eメールは届きません。メールが届かない場合は、学会事務局までご連絡ください。

受講申込後の流れ

受講料の入金確認後、動画配信1週間前頃に動画視聴用IDとパスワード、テキストのダウンロード方法をEメールでご案内します。(テキストの郵送はありません。予めご了承ください)

お申し込み後のキャンセルについて

受講のキャンセルを希望される場合は、学会事務局まで E メールでご連絡ください。
なお、お振込み頂いた受講料の返金は出来ません。予めご了承ください。

研修会申し込み

※受付期間外は[受付準備中]または[受付終了]と表示されます。ご留意ください。
※迷惑メール設定等で受信するEメールのドメインを指定している方は、お申込み前に「information@jhep.jp」を許可するように設定を変更してください。

【ご注意】Gmailのアドレスを使用して研修会参加登録を行った場合
Gmailをご使用される場合、参加申込受付完了後に自動配信される参加証メールが 迷惑メールとして迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう事象が発生しています。 参加証メールが届かない場合は、Gmailにログインの上、迷惑メールフォルダをご確認ください。 迷惑メールに振り分けられたメールは、30日後に自動的に完全に削除されますのでご注意ください。

※迷惑メールフォルダへの振り分けを回避するための事前設定方法※
Gmail 迷惑メール解除フィルタ設定

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