倫理

重複投稿に関する注意喚起

重複投稿は多くの学術団体で禁止されている行為であり、本学会において学術委員会、倫理審査委員会、編集委員会では、二重投稿に対して以下のような取扱方針をとりますので、ご理解とご協力をお願い致します。

【基本的考え方】

重複投稿は、学会誌の権威や信頼性に関わる問題であるとともに、先行掲載誌の著作権に関わる行為であることから、十分な注意をお願いします。

【重複の認識】

査読付き論文として掲載された内容を他の媒体(論文抄録など)に発表する場合が重複投稿として認識します。
抄録集や予稿集など査読が行われていないものでは、学術的に未発表として取り扱われますので、査読付き論文への投稿が認められます。
但し、学会発表がなされた場合では「公知の事実」となりますので、特許などの権利主張には十分注意して下さい。

【重複と取り扱われない判断】

既存の発表(査読などが並行に行われている場合も含む)と比較して、
1 方法が変わっていること
2 新たな結果が得られていること
3 データが追加されていること
4 既存発表よりも詳細な解析がなされていること
のいずれかが確認できることが必要であり、発表では先行論文との相違点を明確に記載することが求められます。

【重複投稿が疑われた場合の対応】

1 調査
倫理審査委員会から著者宛に重複投稿が疑われる旨を通知して文書による回答を求めます。
重複投稿と判断する時点は、論文においては投稿受付日、抄録においては演題締め切り日とします。
2 審議
著者からの回答を参考に倫理審査委員会において審議をして、本学会理事会に答申を出します。 著者からの回答がない場合には倫理審査委員会の議に従います。

【対応と処分】

理事会において倫理審査委員会の答申案を審議し、理事長はその議に従い処分を行うものとします。

以上