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メールマガジン 2013年6月号 < Vol.28 >

■ はじめに ■

日本総合健診医学会メールマガジン第28号をお届けいたします。

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■ 目次 ■
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1. 第42回学術大会 演題募集について
2. 学術委員会からのお知らせ
3.認定試験のご案内
4. 研修会のご案内
5. 今月のコラム 健診分野での基準範囲とは
6.参考書籍の紹介
7. お知らせ(その他)
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■ 第42回学術大会 演題募集について ■
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第42回学術大会は、平成26年1月31日(金)、2月1日(土)の両日にわたり
東京のホテルニューオータニで開催いたします。

平成25年7月4日(木)から演題募集を開始いたします。
日頃の研究成果を積極的にご発表ください。
詳細は5月10日(金)に発行した学会誌「総合健診」40巻3号および
第42回大会ホームページをご確認ください。

多くの方の応募をお待ちしております。

※ 演題の応募は、筆頭演者が本学会の会員(2013年度会費納入者)で
あることが必要です。本学会の会員でない方は、学会事務局を通して
入会手続をお願いいたします。

第42回大会ホームページ:
http://www.congre.co.jp/kenshin42/

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■ 学術委員会からのお知らせ ■
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【学術奨励助成 募集のお知らせ】
本学会では毎年、会員の学術活動を振興するため、公募研究事業を
募集しています。
現在、募集期間中ですので、学会ホームページをご覧の上、奮って
応募ください。

学術奨励助成とは:
http://jhep.jp/jhep/hyosyo/awd07.jsp

【若手奨励賞 募集のお知らせ】
本学会では毎年、若手会員(施設会員所属の方も含む)による
学術大会での一般演題を対象に、若手奨励賞を授与しています。
第42回大会の一般演題お申し込みの際、若手奨励賞を希望される方は、
該当欄にチェックを入れてください。

なお、若手奨励賞の条件は以下の通りです。

1 筆頭演者が、本学会の会員※で、大会時に満40歳未満であること
※個人会員または所属施設が施設会員であること

2 表彰式に参加可能であること
第42回大会懇親会時に執り行われる表彰式に参加することが必要です。

第42回大会ホームページ:
http://www.congre.co.jp/kenshin42/

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■ 認定試験のご案内 ■
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*準備中*【平成25年度人間ドック健診専門医認定試験】
日  時  :平成25年10月20日(日)
場  所  :品川フロントビル
条  件  :人間ドック健診専門医制度規則(旧規定)第10条の
認定条件を満たしている方
試験内容  :100問のマークシート方式による筆記試験です。
受験申請期間:平成25年7月8日(月)~平成25年8月8日(木)

※受験願書は6月末に受験対象者にお送りいたします。
※詳細は人間ドック健診専門医の合同ホームページ
( http://www.senmoni.jp/ )をご確認ください。

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■ 研修会のご案内 ■
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*募集中* 【 平成25年度 第2回人間ドック健診専門医研修会 】
日  時  :平成25年7月28日(日)
場  所  :駿河台日本大学病院
条  件  :本学会が認定した専門医および正会員
申  込  :平成25年7月12日(金)締切
※定員になり次第受付を終了いたします。
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内容(予定):
1.前立腺癌検診の有用性: 
近藤 幸尋 先生(日本医科大学付属病院 教授)
2.EBMに基づいた乳癌検診-ガイドラインを中心に-: 
関口 隆三 先生(栃木県立がんセンター 消化器内科 画像診断部長)
3.子宮がん検診の新展開-効果的・効率的検診を目指して- 
清水 謙 先生(医療法人藤和会 藤間病院 院長)
4.胸部X線のみかたを分かりやすく:
桑平 一郎 先生(東海大学医学部付属東京病院 教授・呼吸循環器センター長)
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*準備中* 【 平成25年度 第2回優良施設認定基準研修会 】
日  時:平成25年9月8日(日)10:00~15:45(予定)
場  所:秋葉原UDX
条  件:本学会の会員施設に勤務している職員
募集開始:7上旬予定

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■ 今月のコラム 健診分野での基準範囲とは ■
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基準範囲とは、ある条件のもとに集められた母集団測定値の95%を含む
上限値と下限値の範囲と定義されます。病的な除外基準を設定し、生活習慣、
既往歴、現病歴から健康人とされた母集団を対象として求めたものが、
健常人の基準範囲になります(従来の正常値)。

特定健診項目や当学会の定める基準検査項目では、近年の機器・試薬・
計測技術の進歩に沿って、勧告法・標準物質が設定され、殆どの項目に
おいて施設間変動が3%以内に収束できるほどになりました。

しかしながら、そのようにして標準化された医療機関の測定値を使用し、
学会および限定地域で作成された基準範囲は標準化まで進まず実用化には
至っていません。これは構成される母集団の性差、年齢差、生活習慣、
職業等によって異なるためと思われます。

一方、共用可能な基準範囲の設定とその利用、普及を目的として2011年、
日本臨床検査協議会基準範囲共用委員会が設立されました。

また2013年6月末日を締切として合同基準範囲共有化WG(日本臨床検査医学会、
日本臨床化学会、日本衛生検査技師会、日本検査血液学会)が「共用基準
範囲案」に関する意見を公募しています。

因みに医学教育の現場では診断学教育の効率化と標準化を考え、すでに
2011年臨床検査値の学生用共通基準範囲が設定されています。

現在の基準範囲の概念では、健康人の中にも5%の異常者が含まれることに
なり、受診項目が20項目になれば35%程度の異常率となります。

よって1検査項目ごとに異常・正常を判定するのではなく、受診者の
身体的診断、経時的な検査の変動、個人差を踏まえての判断でないと、最近
散見される批判の如く異常者をひたすら増やすための健診になりかねません。

健診では臨床現場で必要とされる臨床判断値、病態識別値と異なり、放置
すると何らかの疾患を発症するリスクの高い値を健診基準値として設定
できるのが理想ではないでしょうか。

そのためには、事例の蓄積に加えて、受診者ひとりひとりの経時変化の
観察により、測定値と疾患発症リスクとの関連に対して今まで以上の
エビデンス構築が必要と考えます。
(日本総合健診医学会 役員)

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■ 参考書籍の紹介 ■
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『サイエンティフィックリテラシー 科学技術リスクを考える』

著 者:廣野 喜幸
出版社:丸善出版(2013年)

健診において、受診者に対して健診結果を適切に伝え、予防行動につなげる
という作業は重要な課題です。医学的な説明のみでは受診者の行動に
つながらないことも多く、

1)問題点は何か
2)その健康上の意義は何か
3)何をすべきかが明確になるか

など情報を適切な形態に加工して提供することが必要であると考えられて
います。 本書は、科学的に日常に潜むリスクをどのように表現するかという
課題に取り組んだ書籍で、定量的表現の難しさなどを実感させられます。

また、専門家と一般人の間でのリスクに対する認識の差についても興味ある
知見が紹介されています。

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■ お知らせ(その他) ■
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*精度管理調査 第3回調査期間について*
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◆第41年次(平成25年度)第3回精度管理調査は以下日程で実施いたします。

<予備調査>
入力開始 6/19(水)12:00
入力締切 6/28(金)24:00

<検体配布>
本州・四国 7/ 9(火)午前中着
上記以外の地域 7/10(水)午前中着

※配送状況により一部地域で午後着予定の可能性があります。

<測定結果入力>
入力開始 7/10(水)12:00
入力締切 7/19(金)24:00

<検査項目>  検体

※詳細は5月31日付で送付した文書、または専用WEBサイトをご確認ください。
https://jhep.jp/seido/ui/top.jsp


*精度管理専用WEB メールアドレスご登録のお願い*
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精度管理調査事業では、従来の郵送によるお知らせに加え、メールでも
各種ご案内をお送りしております。

メールアドレス未登録の場合は「ユーザ情報」画面から登録をお願い
いたします。


*総合健診指導士・業務管理士認定試験 結果通知について*
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◆6月9日(日)に今年度の総合健診指導士・業務管理士認定試験が
終了しました。
結果は7月上旬頃までに、本学会HP(http://jhep.jp/)と郵送で発表
予定です。

結果に関するお電話でのお問い合わせには対応出来かねますので、
予めご了承ください。


*総合健診指導士・業務管理士認定更新について*
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◆本年7月6日(土)までが認定期限となっている総合健診指導士・
業務管理士の認定更新手続きは締め切りました。
該当者には、6月17日付で結果を送付いたしました。


*優良総合健診施設(A施設)への実地審査について*
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◆2013年4月~6月の実地審査について
上記期間に実地審査を受けて頂いた施設におかれましては、
理事会承認後、順次、結果をご通知いたします。

◆2013年7月~9月の実地審査について
対象施設におかれましては、ご準備をお願いいたします。
また、実地審査担当者には必要書類を事務局より送付いたします。


*2013年度施設調査表・受診者健診結果集計表・機能調査票について*
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◆2013年度の調査表を6月28日(金)付で全施設に送付予定です。
提出締切は9月30日(月)となりますので、期間内のご提出を
お願いいたします。

なお、優良認定施設におかれましては、2011~2013年度の調査表提出が、
更新充足条件の一つとなりますので、必ず期日までにご提出ください。


事務局より
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学会誌「総合健診」(前身誌を含む)は現在、創刊号より37巻2号まで
J-STAGE上で公開されています。
今後、随時最新号まで公開を進めていく予定です。
過去に掲載された論文の検索にご利用ください。

学会ホームページ(https://jhep.jp/jhep/journal/journal00.jsp )には
各会誌別のJ-STAGE画面リンク(URL)を掲載していますので、便利に
ご利用いただけます。

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